効果的なストレッチ方法
こんにちは!コンディショニング&フィットネススタジオAlterのHirokiです。
今回は効果的なストレッチ方法についてご紹介したいと思います。
ストレッチの効果については以下のコラムでお伝えしました。
今回はストレッチを行う上でとても効果のある方法をご紹介します。
その方法は相反抑制を利用したストレッチになります。
相反抑制とは?
相反抑制って難しい言葉ですよね。
簡単にいうと、筋肉に力が入っている反対の筋肉は力が抜けるという生理学的な現象を言います。
肘を曲げてもらってもいいですか?
肘を曲げた時に力こぶが出ますよね。これが肘を曲げる筋肉に力が入っている証拠です。
では、肘を伸ばす筋肉はどうなっているのでしょうか?
力が抜けて伸びています。
そうしないと動かないですよね。人間の体はうまくできていて、このようにスムーズに動くために筋肉を調整しています。
これをストレッチに応用していきます。
相反抑制をストレッチに使う
では、この現象をストレッチで使ってみましょう。
太ももの裏の筋肉を伸ばすことを意識してみてください。
大体の方がこのようなストレッチになりますよね。
これは相反抑制ではなく、体重でストレッチしている状態になります。
ではどのようなストレッチがいいのか。動画を紹介します。
この方法だと、太ももの前側の筋肉を伸ばしながら太ももの裏を伸ばすことになります。
相反抑制のメリット
1、効果がある
相反抑制のストレッチは通常のストレッチよりも効果があるとする報告もあります。
「相反抑制を用いたストレッチングの有効性」井上2013 West Kyushu Journal of Rehabilitation Sciences
「ジャックナイフストレッチングの即時効果」中尾 札幌保健科学雑誌 2019
2、安全
自分の体重で無理に伸ばすことはせずに筋肉を使って伸ばすため、安全にストレッチを行うことができます。
3、トレーニングにもなる
ストレッチをする方と逆の筋肉は力を入れる必要があります。しっかり力を入れるためトレーニングにもなります。
以上のメリットから、通常のストレッチも効果がありますが、相反抑制を使ったストレッチをおすすめすることが多いです。
ヨガやピラティスもこの相反抑制を使った運動+ストレッチが多いことに気がつくと思います。
ぜひ「相反抑制を使ったストレッチ」試してみてください。
投稿者プロフィール
- しなやかで軽い体を作る専門店コンディショニング&フィットネススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。知っていることで悩みが解決することもあります。このブログで少しでもお力になれたらと思っています。
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