インナーマッスルと膝の痛みの関係

膝の痛みの原因とそのメカニズム

膝の痛みは多くの人が経験する問題であり、その原因は様々です。スポーツや日常生活での過度な負担、加齢による変性、事故や怪我などが一般的な要因ですが、近年では「インナーマッスル」の重要性が注目されています。

インナーマッスルとは

インナーマッスルは身体の奥深くにある筋肉で、表層筋とは異なり、直接的に目に見えることはありません。しかし、このインナーマッスルは身体の安定性を支える重要な役割を果たしており、特に関節の安定化においては欠かせない存在です。膝関節周囲のインナーマッスルには、大腿四頭筋の一部である内側広筋、外側広筋、中間広筋、そして後部の半膜様筋や半腱様筋、腓腹筋などが含まれます。もっと全身に目を向けると膝と関与が大きいのが体幹のインナーマッスルになります。

膝の痛みとインナーマッスルの関係

膝の痛みは、多くの場合、膝関節の不安定性やバランスの崩れによって引き起こされます。この不安定性の一因となるのがインナーマッスルの弱化です。インナーマッスルが適切に機能していないと、膝関節への負担が増大し、結果として痛みや炎症が生じることがあります。

例えば、膝を支える役割を持つ内側広筋や外側広筋が弱化すると、膝関節が外側に偏位しやすくなり、これが膝の軟骨や靭帯に過度なストレスを与える原因となります。また、半膜様筋や半腱様筋が十分に機能しない場合、膝の屈曲や伸展の動作が不安定になり、痛みが増すことがあります。

体幹に関しては体幹が動揺することで膝が不安定となるために膝への負担が強くなったりもします。

インナーマッスルを強化することの重要性

インナーマッスルの強化は、膝の痛みを軽減し、再発を防ぐために非常に重要です。適切なトレーニングを行うことで、膝関節の安定性を向上させ、関節への負担を減らすことができます。Alterでは、ピラティスを活用したインナーマッスルトレーニングを提供しています。

ピラティスとインナーマッスル強化

ピラティスは、身体全体のバランスと安定性を高めるための理想的なエクササイズです。特にインナーマッスルに焦点を当てたエクササイズが多く、膝の痛みの改善に役立ちます。Alterで行っているピラティスプログラムの一部をご紹介します。

  1. シングルレッグストレッチ: 仰向けになり、一方の膝を胸に引き寄せ、もう一方の脚を伸ばします。この動作は、腹部のインナーマッスルと共に膝周囲、体幹筋の筋肉を強化します。
  2. ヒップリフト: 仰向けになり、膝を曲げて足を床につけ、腰を持ち上げます。このエクササイズは、臀部やハムストリングス、そして膝周囲、体幹筋のインナーマッスルを強化します。

シングルレッグストレッチ

ヒップリフト

※血圧の高い方や心臓に持病のある方、運動中に痛みのある方は無理をしないでください。

整体とピラティスの組み合わせ

Alterでは、整体とピラティスを組み合わせたアプローチを採用しています。整体による身体のバランス調整とピラティスによる筋力強化を組み合わせることで、より効果的に膝の痛みを軽減し、再発を防ぐことができます。整体では、関節の可動域を広げ、筋肉の緊張をほぐすことで、ピラティスのトレーニング効果を最大限に引き出します。

お客様の声

実際にAlterの整体&ピラティスプログラムを受けたお客様からは、多くの喜びの声を頂いています。

「日常の動作が楽になり、自信を持って歩けるようになりました。」

「膝が伸びる感覚がわかりました」

「歩く距離が増えてきました」

※お客様の膝の状況によって効果が異なります。変形が進んでいる方は日常生活の工夫なども同時にお伝えしています。

最後に

膝の痛みでお困りの方は、ぜひAlterの整体&ピラティスプログラムをお試しください。インナーマッスルを強化することで、膝の痛みを根本から改善し、健康な生活を取り戻すお手伝いをさせていただきます。Alterでは医学的な専門知識と経験を活かし、お客様の健康をサポートいたします。

ご予約やご相談はお気軽にどうぞ。心よりお待ちしております。


このコラムをお読みいただき、少しでも膝の痛みについて理解を深めていただけたなら幸いです。健康な膝を取り戻すために、ぜひ一度、Alterのサービスを体験してみてください。

投稿者プロフィール

井ノ元 宏希
しなやかで軽い体を作る専門店コンディショニング&フィットネススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。知っていることで悩みが解決することもあります。このブログで少しでもお力になれたらと思っています。