膝が痛い人でもできるオススメ運動
膝が痛くて運動ができないっていう経験ありませんか?
ほとんどの運動で膝の動きって伴いますよね。
今回は膝が痛い人でも膝に負担のかからない運動方法についてご紹介したいと思います。
まず膝の痛みですが、膝周辺に痛みを感じるセンサーっていうのがほんとにたくさん存在しています。
10人いたら10通りの原因があるというぐらい、人それぞれ違ってきます。
ということは、ここで膝の細かい運動方法をお伝えするのが難しくなってきます。
ではどんな運動をお伝えするのか?
それは膝に負担がほとんどかからない状態でお尻の運動をする方法になります。
実際、お尻の筋肉はとても重要な上に膝の痛みを伴っている人はお尻の筋肉が弱い傾向にあるといった報告もされています。
鶏の卵と同じで、お尻が弱い→膝に負担なのか、膝に負担→お尻が弱いなのかはその人の体の評価をしないとわかりませんが、いずれにしてもお尻の筋力トレーニングは欠かせないものになります。
そこで問題になるのが、お尻の筋肉を鍛える方法は膝を使うことが多いということです。スクワットは代表的ですが、四つ這いになって行う運動であったり、ジムにある足を伸ばす運動も膝を使います。
なかなかお尻にだけ運動できるって限られていますが、以下の運動方法でしっかりお尻を鍛えることができるので、膝の痛い方は試してみてください。
【膝痛の方に対するオススメの運動】
必要なもの:ゴムバンド(100均にも売っています)
まずゴムバンドを太ももに巻きつけます。
横を向いた状態で膝を曲げましょう。
足先はひっつけておきます。
足先は離さないようにして、膝を離して足を開きます。
この時、骨盤が後ろに倒れないようにしましょう。
膝ではなくお尻に力が入ればOKです。
次に応用編です。足を開くところまで同じですが、その後に上の足を後ろにずらして、足底部を床につけます。
写真ではわかりにくいですが、上にある足を使って床を押すようにお尻を持ち上げます。
この運動を行うことで大殿筋の上部線維、下部線維を同時に運動することが可能になします。
ちなみにこの運動中に膝に痛みが出る方は力が入る場所が違ってるので、ゴムを外して行うなど軽い負荷からするようにしましょう。
コンディショニング&フィットネススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。