今回ご紹介させて頂くお客様は股関節の痛みと肩から腕にかけての痛み、痺れで困ってるお客様でした。
股関節は病院で変形性股関節症、臼蓋形成不全という診断と首に関してはMRIで頚部にわずかなヘルニアがあるとのことでした。
先生から運動制限がかかっていないかを確認し、分析・評価からはじめました。
評価ではお尻の筋肉の一部である小殿筋や中殿筋の緊張が強く、同部位の圧痛で再現痛が得られました。
この部分の施術だけでなく、どうしてその部位が緊張(凝り)しているかを評価してコンディショニングとトレーニングをそれぞれ行いました。
月2回程度のご来店で2ヶ月になりますが、現在は股関節の痛みはなく、首や肩の痛みもなくなっています。
通い始めてからは痛み止めも飲まなくなりましたと嬉しいご報告も頂いています✨
現在は活動量も増えてきており、もともとの臼蓋形成不全もあることからなるべく股関節に負担のかからない体作りを行っています。
こういう報告をしているとお客様全員が良くなっている印象もあるかもしれませんが、お客様の体の状態によっては変形が進んでしまい改善が難しいこともあります。
お客様の体に応じて適宜負担がかからないように生活のご指導をさせて頂くこともあります。
このように改善できるところもあれば難しい部分もあり、難しい部分に関してはむやみに改善できるとは言わず、しっかり説明した上でケア方法なども合わせてお伝えしたりします。しかし体の改善は諦めず、小さな変化を見逃さずにいい方向に体を持っていけるように全力でサポートしています。
写真の説明
立っている姿勢は初回と比べ背骨が伸びてお腹に力の入った姿勢となっています。
前屈は腰の部分から曲がるようになっており、股関節運動に大事な腰の柔軟性が出ています。
体を伸ばす写真は股関節の前部分が伸びているかチェック。初回と比べ骨盤が前方に出ていることがわかると思います。
片足立ちはいずれも体を傾けて立つことでお尻の筋肉を使わないようにしていますが、現在はお尻の筋肉や体幹筋が使えており安定もしています。歩く時の横揺れも軽減します。