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  • 下内側膝神経のアプローチで膝痛が改善したお客様

膝の痛みでお困りではないでしょうか?

膝の痛みを改善していくにあたって大事なことは、膝の中でもどこの部分に痛みがあるかを特定する必要があります。

では、膝が痛むとき、何が原因だと思いますか?

「関節がすり減っているのかも」「筋力が弱いせいかな」など、軟骨や筋肉が落ちることによって起こる半月板への負担など、よく耳にする原因はいくつかあります。

しかし、これらに当てはまらない場合、原因が見つからず悩んでいる方も少なくありません。

もしかしたら、その痛みの原因は “下内側膝神経” にあるかもしれません。

神経?痛みの原因としては馴染みがないかもしれませんが、実際に神経性の痛みが原因で困っている方もおられます。

今回は、その神経性の痛みが原因だったと思われるお客様の施術例をご紹介します。

お客様は40代の女性で、家事や育児で膝を使うことの多い生活をしています。

特に思い当たる節のなかったのですが、膝の痛みが出るようになっていました。

すぐに治ると思ってそのまま生活していたのですが、徐々に痛みも強くなってきていたので不安になり、相談の上みることとなりました。

まず評価をしっかりしていくのですが、膝周辺にある組織をそれぞれ丁寧に一つずつ原因になっていないか確認しました。

腫れてもいないし、熱もない、飛び上がるような痛みが出る場所もない。

けど、しゃがむ際に膝の前面部が痛くなる。こういった特定しにくい所見となっていました。

最初は一般的なストレッチや筋力トレーニングを行いましたが、痛みに関してあまり効果のあるような変化はありませんでした。

次に神経性のことも考え、評価を行いました。

神経性の痛みの場合、該当する神経を伸ばすことで痛みが出現します。

お客様はそのような症状が当てはまったので、アプローチとして神経を動かすようなアプローチと神経の動きを邪魔している周辺筋肉と筋膜の柔軟性改善のアプローチを行いました。

結果的に、神経に対するアプローチ後はしゃがみ動作で出ていた痛みがなくなり、日常生活も楽になったというお声もいただきました。

今回アプローチした神経は『下内側膝神経』という神経でした。

下内側膝神経とは?

下内側膝神経は、お尻、太ももの裏、ふくらはぎにかけて支配する坐骨神経から分岐する末梢神経の一つです。この神経は膝の内側、特に膝のお皿の内側あたりに分布しています。主に感覚を司る神経で、炎症や圧迫が加わると膝の前面や内側に痛みを引き起こすことがあります。

適切な評価では、以下のようなポイントを詳しく確認します

  • 神経の走行上の圧痛や過敏反応:触診を通じて神経の異常反応を特定します
  • 感覚異常の有無:神経が分布する領域での感覚検査を実施
  • 関連筋群の状態:内側広筋や周囲の筋肉の緊張や柔軟性を評価
  • 動作中の症状の出現:痛みが発生する動作を再現し、症状を正確に把握します

これらの評価を通じて、下内側膝神経が原因であるかを慎重に見極めます。神経が原因の場合、一般的な治療法(例えば筋力強化やストレッチ)では効果が出にくいことがあり、適切な評価とアプローチが必要です。

まとめ

膝の痛みの原因は多岐にわたりますが、下内側膝神経が関与している場合も少なくありません。この神経にアプローチすることで、今まで解決できなかった痛みが改善する可能性があります。

膝の痛みに悩んでいる方は、一度専門家に相談してみてはいかがでしょうか?適切な評価とケアで、快適な生活を取り戻しましょう!Alterでは、あなたのお悩みに寄り添い、根本的な解決を目指します。一緒に改善を目指していきましょう!

コンディショニング&ピラティススタジオ Alter 

平井 青