綺麗な歩き方?
こんにちは!姫路でコンディショニング&フィットネススタジオのHirokiです。
いかがお過ごしでしょうか?
今日は、仕事上でもよく聞かれる「歩き方」についてお話します。
「綺麗な歩行をしましょう」
理学療法士として病院で勤務しているときにリハビリテーション室でよく聞いた言葉です。
綺麗に歩くには今のタイミングで重心を移動させて、膝を少し曲げながら、踵をこのときについて、というように歩き方の指導をよく耳にしますし、尋ねられることもあります。
その度に僕は、
「自然に歩いてください」
と答えています。
どうして自然に歩くだと思いますか?
少し踏み込んで考えてみると、良い歩き方とは何でしょうか?
教科書には正常の歩き方として、筋活動や関節の動く方向、角度まで細かく「歩き方」について書いています。
正常の歩き方はこれです。って学ぶので正常に近づけようとするセラピストが多いですし、正常の歩き方がいいと思っている方が大半です。
では、正常の歩き方の何が良いのか?
それは「エネルギー効率」がとてもいいということです。
ヒトは長い歴史の中で、長距離が歩ける身体を作っていきました。
それが「正常の歩き方」になります。
重心移動は極力少なくなっており、少ないということは姿勢制御する筋肉の活動は少なくて済みます。また、脳が揺れないことで負担が少ないことはヒトにとって重要なことです。
うまくエネルギーを使わないように歩いています。
上下の重心移動に関してはジェットコースターのように高さを利用して推進力をつけながら前に進み、重心が上に上がるときは、わずかな筋活動で上まで重心を上げて、位置エネルギーで前に進む。
要するにうまく物理の力を使ってエネルギーを使わないようになっています。
これは脳や体が勝手に制御しています。
ではどうして、異常な歩行が出てくるのでしょうか?
それは、その人にとってその歩き方が、「現状では一番効率の良い歩き方」だからです。
サッカーの試合でも怪我をした人は、足をかばって歩いませんか?
そのサッカー選手と自分自身の足が痛い時の歩き方って似てませんか?
このかばい方は世界共通ですよね。
怪我をした身体を計算して、そのパーツを使わず負担をかけない方法で一番効率がいいのは何か??
その結果「足をかばった歩き方」になります。
怪我を例にして説明しましたが、細かい筋肉が使えない、低下しているとすると、その人のパーツを総合的に考えてエネルギー効率の良い歩き方を調整するので、正常から逸脱してしまう結果となります。
では綺麗な歩き方をするためにはどんな対処が必要なのか?
それは「パーツを整える」です。
パーツが強化されると、その部分のパーツを使う方が効率的だと判断します。
そのため、パーツを整えてあげることで自然と歩き方が変わってくる。
これが理想的な形となります。
「最近、姿勢が良くなったね」「最近歩き方変わった?」「雰囲気明るくなったよね」
自分が意識していなくてもこのような言葉をかけられるのは理想的な変化の一つだと思っています。
しかし、パーツを整えるといってもどのように整えるのか?
ここは専門的な知識や技術が必要になるところです。
パーツ部分がかなり傷んでいる場合は手術が一番の選択肢かもしれませんし、筋力トレーニングがパーツを強化する手段かもしれません。筋間の動きを出すことがパーツ強化につながるかもしれません。
色々な可能性がある中で身体機能の評価をしながら適宜パーツを整えてあげる。
この「パーツを整える」ことがAlterでできることですし、パーツが整った後に運動を取り入れていくこともAlterでできます。
体を根本的に変える要素がAlterにはあります。
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コンディショニング&フィットネススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。