どうして温泉は凝りがとれるのか

身体の仕組み

こんにちは!

姫路コンディショニング&フィットネススタジオAlterのHirokiです。

今回は温泉に入った時に凝りが取れる理由を説明したいと思います。

普段の生活でも活かせることになるので、ぜひ読んでみてくださいね。

よく、温泉に入ると

筋肉が緩む、疲れが取れる、スッキリする

こういった話をよく聞いたり経験したりしませんか?

これには理由があります。

この理由を知っておくと何がいいのか?

「疲れにくい体を作ることができます」

これはすごくいいことですよね。

実際に僕自身は1日立ち仕事であったり、病院の1〜6階まで行ったり来たりするという仕事内容なので、本来は疲れやすい仕事だと思います。

けど、体面ではあまり疲れたことがありません。

この筋肉が張りやすくなる現象には「血流」が関係しています。

本来筋肉とは、力を入れるときに筋肉の線維が滑ることで重なり合って太く、短くなります。

もともとロックされていたものが解除されて、筋肉の線維が滑ることで重なり合うようにできているのですが、ロック解除を行うときにATPというエネルギーを使うとされています。

では力が入った後どのようになるのか?

実は重なり合っていた線維がもう一度ロックされた状態に戻らなければいけません。

この状態を戻すときにも実はエネルギーが必要になります。

力を入れるときにエネルギーがいるのですが、元に戻るときにもエネルギーがいります。

そうすることで筋肉が元に戻る(弛緩した)という風になります。

このエネルギーは筋肉内に一部含まれていますが、比較的すぐに筋肉内のエネルギーはなくなってしまいます。なくなったら、次は血液から酸素をもらうことで、酸素を使って大きなエネルギーを作るようにします。

ということは、、、

筋肉に酸素を送る血流が大事になるということです。

そもそもどうして筋肉に血流が行きにくくなるのか、、

それは筋収縮によるものがあると言われています。

筋肉はぐわーーっつ力が入ると、その中を通っている血管を筋肉の圧で潰してしまいます。

最大の力の50-60%程度の力が入るだけで筋内血流が遮断されると言われていて、激しい運動や長時間同じ姿勢など、筋肉の血流を遮断する原因の動作にもなります。

もう一つは血管の流れを調整する神経があります。

それは「自律神経」と呼ばれるものになります。

自律神経は血管の太さを調整するので、ストレスが強いとき、寝れない時など交感神経が働きやすくなるため、血管を細くしようとする制御が働きます。

そのため、自律神経のコントロールも大事になるということがわかります。

話を戻して、筋肉に血流がいかなくなると、筋肉が戻らなくなるということを説明しました。

これは死後硬直がこれに当てはまるとされています。

死後硬直は、死んでから数時間の間は体が硬くなるということ。

これは血流がいかなくなることで、筋肉が元に戻ることができず一時的に体が硬くなってしまいます。

あとは足が攣るという現象もこれに当てはまります。

血流がいかなくなることで筋肉が緩むことができない。

先ほど説明したように寝てる時間に筋肉への血流が低下して腸の方へ血流がシフトします。そのため寝ているときに多く起きるとされています。

ここまで話をするとなんとなくわかってきますよね。

血流を維持することが、筋肉を張らせない対策になってきます。

激しく動いた、長い時間同じ姿勢をとり続けたなど心当たりがある際は、休憩する前に軽くクールダウンを行い、血流を巡らせる。もしくはお風呂やマッサージで循環を保つことが大事になります。

あと、血流を維持するだけではなくて、血流を作るような積極的なアプローチが必要になります。

それは「有酸素運動」となります。

有酸素運動は血管の柔軟性を改善させて、末梢血管を増やすという魅力的な効果があるからです。

まとめますと、、

疲れやすく、張りやすい筋肉を作らないために大事なことは

まず

・疲れない筋肉量をつける

・筋肉への血流を保たせつために体を冷やさない

・クールダウンを入れる

・血流を作るための有酸素運動

・自律神経を調整するためにストレスを溜めない

・睡眠時間を確保する

こういった当たり前かもしれない、いい生活習慣をつけることが、きれいな体つくりの一歩になります。

一緒に頑張りましょう!!

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