予防医学とは
こんにちは!
姫路コンディショニング&フィットネススタジオAlterのHirokiです。
昨日はオープンということもあり、たくさんの方にお祝いをして頂き感謝感謝の1日でした。
本日からは気を引き締めて予防医学の普及に邁進していこうと思っています。
予防医学と言っていますが、そもそも予防医学とはなんでしょうか?
予防医学とは病気にかかる前から病気にかからないように予防していく学問となります。
心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病などの場合リスク因子というものがあって、早くからそういうことに対処することで将来に起きやすい病気を防ぐというものになります。
身近なところで言えば、禁煙キャンペーンやメタボ健診、高血圧に対する薬の処方などです。
心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病も運動不足で発症リスクは高くなるとされていますが、今回は運動器についてお話させてください。
運動器とは関節や筋肉など体を動かす器官のことを言います。
運動器は生活によって変形したり筋力が低下したりするため、早くから体操や運動をすることで予防するようにしましょうと言われています。
2012年6月に厚生労働省は、「日本人の健康寿命は男性で70.42歳、女性で73.62歳」と発表していますが、なんと健康寿命と平均寿命との差は男性で9.22年、女性で12.77年となっています。
これはどういう意味があるのかと言いますと、人生の終盤10年ぐらいは寝たきりや介護が必要な状態となっているということになります。
「最後がよければ全てよし」というような言葉がありますが、人生終盤で不満を持ってしまうと、今まで生きてきた人生が全て否定するような考え方になったりしてしまいます。
逆に人生終盤でも満足されている方は、これまでの人生悔いがないといったように終盤の満足度は人生の満足度に大きな影響をもたらします。
そんな中で、年齢を重ねる度に思うように足が動かない。何をするにしても腰が痛い、疲れやすいとなると、これまでの人生が悪かったと評価してしまう十分な要素になるかと思います。
体作りは2-3日で急に健康になるものでもありません。
なるべく若いうちから健康に対して意識して少しの努力をすることがとても重要になります。
最後に少しだけテストのお話して終わりますね。
運動機能が低下してきた状態をロコモティブシンドロームと呼ばれます。
この「ロコモティブシンドローム」ですがテストがあります。
これに引っかかるとロコモ認定となるため注意が必要です。
テストが3つある中の今回は立ち上がりテストについてお伝えします。
簡単にできる評価をお伝えするので引っかかった場合は詳細にテストしてみてください
身近なもので簡単にできる検査の紹介です。
テストでは、
40cm、30cm、20cm、10cmと順番に手を使わずに両脚で立ち上がりを行います。
こんな高さを用意できないと思った方も多いかと思います。
ここでは40cmだけ使います。
身の回りにある「椅子」や「便座」、「車椅子」などは40-42cmとなっています。
この身近にある椅子を使って、
腕を組んで両脚で立てるかチェックします。40cmで立てなかった場合はロコモ1-3のうち3となります。
ちなみに片足で40cmの高さから立ち上がりをおこなって、できない場合はロコモ1となります。
これならこの記事を見ながらできますよね。
片足で椅子から立てなければ黄色信号です。
どうでしょうか?
もし少しでも健康予防に興味を持たれた方はAlterまで足を運んでみてください。
一緒に小さな変化を積み重ねましょう。
コンディショニング&フィットネススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。