価値を考える
こんにちは!
姫路市飾磨区にあるコンディショニング&フィットネススタジオAlterのHirokiです。
今日は最近読んだ本で、とてもいいことが書いてあったので紹介したいと思います。
本ってたくさん読む機会がありますが、思考がすごく変わったなーって思う本はそんなに多く出会うことはありません。
そんないい本に出会うと誰かに伝えたくなります。
その中で今回紹介するこの本はその「思考が変わったなー」って思う数少ない本の一つです。
本というのは、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」という本です。
これは商売する人だけでなく、会社員など雇われている方にも共通するもので、いわゆる「要領のいい人」や「仕事ができる人」は無意識にこの感覚が優れていると思いました。
たくさんいい内容のことが書いてありますが、印象的だったのはこの本の中の一つに、
「自分で価値を考えてプライシングしてみよう」
ということが書いてありました。
この部分はとても印象的で、「なるほど」と思う項目の一つでした。
現代において物の価値はネットで調べるとすぐに値段を比較することができますし、口コミなどで商品の良し悪しを自分で判断しなくてもよくなりました。
そうなると価値を認識する力を持つ人が減ってくるそうです。
価値を認識する力はマーケット感覚といって、人がどんなことに価値を見出しているのか、どういうところにニーズがあるのかを感じるものです。
この感覚が鈍くなるとどうなるのか?みなさんも経験があると思いますが、、
買うつもりもなかった物でも、今だけ40%セールとか書いてあった経験ってありませんか?
これは自分の意志のようで、自分の意志ではありません。うまく心理をコントロールされて買わされてしまっています。
自分で買っていますが、他人軸で判断してしまっているので本当にその物(価値)が欲しいというかというとそんなこともないことが多いです。そのため、買っても使わなかったり、食べなかったり、、
ではどうやって自分軸を持つためにマーケット感覚を身につけるのか。
このマーケット感覚を身につける方法の一つとして、「価値」を自分自身で評価することが大事だといっています。
どういうこと?となったと思いますが、値段を見ずにこのサービスならどの程度の値段になるのかを考えてみるというものです。
実際に自分自身で考えてみました。
子供といく駄菓子屋さんは、お菓子自体は安いですが子供が目をキラキラさせながら選んでいる姿をみると、お菓子だけの値段は安いなーと思ったりします。(そのため、子供へのお小遣いも増えちゃいます。)
また、先日携帯のバッテリーを変えましたが、バッテリーがなくなるかもしれないという不安から予備充電器を持ち歩いたり、電池の減りを気にしたりする精神的な疲労を考えると、かなり安い買い物をしたなーと思ったりするようになりました。
こんな感じで自分の中で「価値」と引き換えにお金がありますが、その本質である「価値」をはっきりさせることで、帰ってからも後悔することはなくなりましたし、満足して買い物ができるようになりました。
そのように考えるようになってから少し生きやすくなりました。今までは他人より安く買おうとか、もっと安いものはないのかと考えてました。しかし、本当に必要なものにお金や時間を使えるようになってきたことを考えると、他人と比べず自分自身で考える「価値を考えてプライシングしよう」いい考え方だなーと思いました。
コンディショニング&フィットネススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。