学会発表してきました。
先日、兵庫県理学療法士協会の学術大会に参加、発表してきました。
発表した内容は、筋ジストロフィー患者に対して他施設の理学療法士と連携を取りながら喀痰の機械や椅子などの環境調整を行うことの有用性についてでした。
現在は少ない頻度ですが、理学療法士としても医療現場で働いています。(理学療法士も好きなんです)
「目の前の方に真剣に向き合う」
という言葉は理学療法士になった時から胸に刻んで臨床に関わっており、それは医療分野以外のAlterのお客様に対しても一人一人真剣に向き合うことを心掛けています。
今回の患者さんは、たまたま縁がありリハビリとして担当することになりましたが、
神経難病の方は、
リハビリ自体できることを知らない。
どういった制度があるのか分からない。
リハビリって何するのか分からない。
生活がしやすくなる福祉機器や呼吸器など知らない
など知らないことがたくさんあり不安を抱えている方も多いです。
また、神経難病の方のリハビリに携わるスタッフは多岐に渡る知識や経験が必要です。
ですが、そこに関わる理学療法士は経験や知識が少ない方もおられます。
呼吸器を触ったことがない
車椅子や椅子の作成にかかる必要の補助制度を知らないなど
不安のある中で対応していたりもします。
今回の発表はそのような困っている方への一つの解決策として提起させていただきました。
同じように困っている人が少しでも前に進めばいいな。
今回ご協力頂いた、本人さんとご家族さん、ゆめかなのスタッフ、他施設のいつも相談にのって一緒にサポートしてくれているPTさん、学会のスタッフさん、発表を聞いてくださった皆様に感謝です。(写真もありがとうございました)
余談ですが、僕自身はAlterでの健康予防、理学療法士としての医療現場でのそれぞれ違った場所での経験を現在進行形で積んでいます。
それぞれで得られる知識や経験をオーバーラップさせてどちらの分野にも活かせていけたらと思っています。以上報告でした。
コンディショニング&フィットネススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。