身体に不調が起こる原因の原因!?

身体の仕組み

「歩いていると膝が痛いです」

「長時間座っていると腰が痛いです」

今までの人生で痛みを感じたことのない方はほとんどいないと思います

痛みで悩んでいる方は本当にたくさんいます

痛みは生活の質を落としてしまうものです

痛みがあると何もする気が起きなくなったり、普段の生活ができなくなったり、1日中痛みのことを考えないといけなかったり、、

しかし、痛みがないと身体は壊れてしまいます

身体が壊れないように危険信号として痛みを出して知らせてくれています

このままでは、膝や腰が壊れてしまう

そうならないために身体は危険信号として様々な組織に感知するセンサーをつけています

考え方によっては痛みは身体を守る点検係ですし、身体に負担のかかっている場所を特定することのできる一つの貴重な情報となります

臓器の痛みや、きっかけがはっきりしている痛み(どこかで膝をぶつけたなど)を除いて

痛みが出ている場所とは別にセンサーの感知を逃れて痛みの原因を作っているところがあったりします

痛みが出るときは大抵、「動き過ぎている」ときが多いからです

動くことで周辺の痛みセンサーが感知してしまいます

では、どうして「動き過ぎ」ているのか

それは「サボっているところ」があるからです

会社で例えてみます

同じ部署で、仕事をすることになったとします

「サボっているヒト」がいれば「すごく働くヒト」のところに仕事が集中してしまいます

そうなると、誰が体を壊すか、、

それは「すごく働くヒト」になります

「すごく働くヒト」が体を壊したことはみんなに知れ渡りますし、目立ちますが、どうして体を壊したのか、サボっているヒトが誰なのかをチェックすることは少ないと思います

身体の痛みも同じです

膝が痛い、腰が痛いとなったら、腰のマッサージや膝に湿布を貼ったり、電気を当てたりと、働き過ぎているところのケアを行ったり、膝が弱いから筋トレ、腰が弱いから筋トレというように「すごく働くヒト」にもっと働いてもらうために体力をつけろという指示を出してしまっています

(マッサージや湿布、電気療法を否定しているわけではありません)

冷静に考えると、「サボっているヒト」が働く力を身に付けたり、みんなが同じような仕事量になるように調整した方が個人にかかる負担は減ると思いませんか?

身体の痛み(特に慢性痛)はこの考え方が大事となります

どうして痛みが出たのか?サボっているところはどこなのか?

この「サボっているところ」を見つけることが結構難しい

痛みを出ている「働き過ぎているヒト」を正確に特定して、情報の少ない「サボっているヒト」を見つけ出すこと

この作業に専門知識と経験が必要になります

腰痛でいうと、腰椎に近接している胸椎や股関節の動きが硬くなっている、、筋力が低下している、、このことが腰部に負担をかけている原因になっていることも多くあります

腰痛だからコアを鍛えましょう。マッサージをしましょうとなると、いつまでも腰部に負担がかかったまま、、

腰だけでなく膝や足部、股関節の痛み、首や肩の痛みなど、、

ネットやテレビでしている体操をしても痛みが変わらない、電気やマッサージをしても痛みを繰り返す

こういったことはよくありますが、ヒトそれぞれでサボっている場所は違います

正確に特定してもらうことで、痛みが出ている原因の原因までわかれば対処が的確になります

「運動の方法がわからないから、とりあえずウォーキングしています」

こういったことはよく聞きます

自分の身体と向き合って、対処しようとすることは本当に素晴らしいですが、「働き過ぎているヒト」に余計仕事を振ってしまっていることが多いのも現実です

身近にいる痛みの原因の原因をチェックしている方に相談することが必要だと思います

業種で括ることはよくないですが、「理学療法士」はこういった運動学、解剖学、医学的評価を学んで、実際の医療現場で経験を積んでいます

相談する人が思いつかない場合は近くの「理学療法士」に相談することで解決することもあるかと思います

(中には緊急に対処が必要なものもあり、医師の診察が必要な場合もあります)

身体のことで悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです

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