体の軽さ、重さ

身体の仕組み

こんにちわ!AlterのHirokiです。

今回は「動くときに感じる体の軽さや重さ」についてお話します。

これは自分の臨床経験による私見も含まれます。

マッサージを受けたときや、準備体操をした後など、「体が軽くなった」と思うことはありませんか?

病院で働いていても、よく言われることがありました。

「先生にリハビリしてもらった日は軽いです」とか「さっきより軽くなりました」とかです。

この体の軽さは色々な要因によって起こっていると思っており、理由は一つではないと感じています。

日曜日の朝は体が軽いのに、月曜日(仕事)は体が重たいとかいうことは「精神的なもの」になるかと思います。

身体構造で考えられることは神経以外に「関節」「筋肉」「筋膜」があると思います。

関節

関節はドアでいう「ちょうつがい」部分です。

「ちょうつがい」が錆びていると、ドアを開けるのも重たいですよね。いくら力があっても、関節が硬い状態だと必要になる筋肉は多くなるため、重たく感じることになります。

関節の硬さを確認する方法は「joint play」といって、関節の軽さを確認する方法があります。

この関節の遊びは「滑膜」という関節を包んでいる膜のようなものが硬くなることで、少なくなってきてしまいます。

滑膜は「長年の関節負担」や「捻挫などの滑膜の損傷」で徐々に硬くなってくることになります。

長年の関節負担は不良姿勢や筋肉バランスが悪いことで徐々に起きてしまいます。

早いうちから、姿勢や筋肉のバランスなど気をつけておくようにしましょう。

筋肉

筋肉による体の軽さ、重さはよくあることです。

通常、筋肉は血管から酸素を吸収して筋肉内でエネルギーを作ります。このエネルギーは力を発揮することはもちろんですが、なんと筋肉の力を抜くにもエネルギーが必要になるという仕組みになっています。

そのため、途中でエネルギーがなくなってしまうと、筋肉は力が抜けずに硬いままになってしまいます。(軽いもので筋肉の張り、重症なものでこむら返りです)

筋肉の一部が硬くなってしまうと、動かせる筋肉数が少なくなってしまうため、重たく感じてしまいます。

先ほど述べたようにエネルギーは血管から酸素を吸収して作っていきます。

血管から酸素を吸収して!?

そうなんです。血流が大事になります。

準備体操は有酸素運動に近く血流を増加させます。温泉は体が温もるため血流が増えます。マッサージは筋肉の血流を増やします。

どうですか?いずれも体が軽くなることに繋がってきませんか?

ヒトが生きていく上で大事なのは「細胞に酸素や栄養を送ること」です。血流を豊富にして疲れにくい体を作りましょう。(この方法はまたブログで説明しますが、水分をしっかり取る、有酸素運動、ストレスを溜めないなどが大事になります)

筋膜

筋膜とは筋肉の線維を包むものですが、筋膜の表層には疎性結合組織といって、組織と組織を埋めるようなものが存在しています。そんな疎性結合組織が硬くなるとどうなるでしょうか?

筋膜が隣の組織と繋がってしまうことで、筋肉を動かした際に引っ張ってしまうことになりますよね。こうなってしまうと重たくなってしまいます。例えると、蜘蛛の巣にいっぱい引っかかってなかなか動くことができなくなった状態に近いです。この蜘蛛の巣を剥がすことを「筋膜リリース」と呼びます。

以上の組織によって体の軽さや重さが決まってきます。

いずれも、筋肉のバランスを整えて運動をすることで、軽い体を作っていくことが可能です。

Alterではコンディショニング(体の調整)を行ってから運動(フィットネス)を行い、負担のない体作りを行なっています。

小さな努力が大きな結果につながってきます。

少しずつ変化(Alter)していきましょう。

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