今回ご紹介するお客様は、60代の方で初回来店時の前後の比較になります。
健康予防ためにジムに行って歩いたり自転車を漕ぐなど運動をされている方で、歩く練習をしていると股関節〜太ももの外側が痛くなってくる。
運動方法など教えて欲しいということでご来店されました。
写真から姿勢は骨盤が前に出る(背中が後ろにある)スウェイバックという姿勢で頭は前に出る猫背姿勢となっています。
歩き方は解説通りです。
お客様の悩みにもよりますが、
はじめに姿勢や歩き方、動き方のを確認して痛みの出ている原因を分析していきます。
動作の分析では考えられる原因をいくつか出していくのですが、その後にそれらの原因のうち
どこが問題なのかを詳細に評価していきます。
✔︎体幹がうまく使えていないな
✔︎蹴り出しがうまくできていない
✔︎体重が外側に落ちている
などなど、、
そして
・おそらくもも裏が固くて、背骨が硬そう
・体幹がうまく使えていないな
→これだったら太もも外側に負担がかかりそう、、
こんな感じで歩行を見た時に考えていきます。
これは推測なので、実際にもも裏が硬いのか、足首の硬さは大丈夫なのか、体幹が使えていないのかを詳細に評価します。
ここまでが分析です。
お客様の場合は、内腹斜筋や殿筋、ハムストリングスというもも裏の筋肉の活動が乏しく、背骨の柔軟性が低下していました。
その後にプログラムを立てて施術やエクササイズを行い(この中でも反応みて微調整します)
最後に変化が出るのかチェック
変化や反応をみて問題点をもう一度考え直します。
結構ややこしいサイクルですよね😅
けど丁寧にしていきます。少しの変化も見逃しません。少しの変化が大きな変化に繋がるからです。この小さな変化=alterというお店の意味に繋がります。
余談でした😅
今回歩行分析の解説をしていますが、僕が15年ほどしてきている理学療法士という仕事は
社会復帰(リハビリテーション)のために、基本的な動作能力の回復をはかる専門職です。
痛みが治った。筋力がついた。がゴールではなく、筋力がついたことでこういう動作ができるようになった。までできて仕事です!
そのため理学療法士は学生の頃から動作分析をめちゃくちゃします。街中を歩いていても分析してしまうぐらい動作を見ます。
電車の中で椅子に座る瞬間とかも見てしまいます。
こういう部分を活かして生活の質を上げられるような、動作に繋がるアプローチを意識していきます。
今回動作分析の動画あげています。細か過ぎて分かりにくいと思いますが、じっくり見てみてください。