「肩こりが治らない…」整体とトレーニングで根本改善を目指す方法とは?
肩こりが治らない理由は「筋肉の硬さ」だけではない?
「マッサージに行ってもすぐに戻ってしまう」
「ストレッチしても肩がスッキリしない」
そんなふうに、慢性的な肩こりに悩まれている方は非常に多いです。特に40代〜60代の女性では、仕事や家事、スマホの使い過ぎなど、日常の中に原因が隠れているケースも少なくありません。
しかし本当の原因は、ただ筋肉が硬くなっているだけではなく、姿勢や体の使い方、筋肉のバランス、呼吸、生活習慣の影響が複雑に絡んでいるのです。
整体とトレーニングで目指す「肩こりの根本改善」とは?
当スタジオの整体では、肩周辺の筋肉だけにアプローチするのではなく、姿勢のゆがみ・背骨や骨盤の動き・筋肉のバランスまでを含めて全身をチェックしていきます。
人の体は子供の頃から強い筋肉と弱い筋肉にバランスが少し傾いています。
このバランスは大人になるにつれて大きくなってきます。
大人になると筋肉の柔軟性や循環などの問題から痛みなどにつながってきます。

イラストのように赤い部分が硬くなってしまい、赤い部分に症状が出てくるのですが、実は青い部分の筋肉が弱ってしまっていることで姿勢が傾き、赤い部分に負担がかかり続けている構造となっています。
そのため、赤い部分だけをほぐしたとしても、青い部分が弱い限り同じように繰り返してしまいます。
ではどのように青い部分を修正すればいいでしょうか?
青い部分はトレーニングで整える
青い部分=**本来、姿勢や動きを安定させるために働くべき筋肉(インナーマッスルや姿勢保持筋)**は、日常生活の中で使われにくく、年齢とともにどんどん弱くなっていきます。
この筋肉を“意識して”使えるように再教育し、鍛えていくことで、
体は自然と正しいバランスを取り戻していきます。
特に大切なのは、以下の3つです:
1. 正しい姿勢で筋肉を使う意識をつける
いくら筋トレをしても、姿勢が崩れたままでは逆効果になることもあります。
まずは、骨盤・背骨・頭の位置を正しく整えることで、青い部分が働きやすい土台を作ります。
2. 呼吸とともに行う小さな動きのトレーニング
青い筋肉は、激しい運動ではなく、小さく丁寧な動きで活性化します。
呼吸を合わせて行うピラティスや体幹トレーニングなどが有効です。
3. 日常生活で「戻らない体」にしていく
施術やエクササイズで整えても、日常動作が乱れていてはすぐに戻ってしまいます。
座り方・立ち方・歩き方など、普段の動きから意識を変えていくことで、体に正しい使い方を定着させることができます。
整体とトレーニングの両輪で、肩こりを「繰り返さない体」へ
肩こりの原因は、単に筋肉が硬くなることだけではありません。
「硬くなる筋肉」と「うまく働いていない筋肉」のアンバランスが、症状を長引かせている根本原因です。
整体で硬くなった筋肉をゆるめ、
トレーニングで弱っている筋肉を鍛え、
日常動作を整えることで、再発しない体づくりが可能になります。
50歳代のお客様事例
お客様は、最初、肩こりや腕が痺れるというお悩みでご来店されました。
写真でみていただくと分かりますが、肩の高さに左右差があります。

肩こりで困っていたのは左肩になります。
行ったことは
体をチェックさせていただいた上で、コンディショニング(整体)がメインとなり、その後にピラティスマシンによるトレーニングとセルフエクササイズをお伝えするような形でプログラムを立てました。
運動した筋肉は肩甲骨の内側周辺についている僧帽筋や菱形筋、多裂筋など、まさに青い丸部分の筋肉になります。
ご来店2ヶ月ぐらいは1-2週間に1回のペースで来ていただき、2ヶ月以降は肩こりや痺れも気にならなくなっていました。
その後、メンテナンスで1ヶ月に1回のペースでご来店されていますが、今月で1年となります。現在は肩こりや腕の痺れもなく経過しています。
写真でみても肩の高さは揃うようになっています。
このようにお客様によって通われる頻度は様々です。大事にしていることは「お客様に合わせたオーダーメイドでのプログラム」です。
お客様1人1人体のバランスや生活環境、動き方など違っています。
「肩こりは仕方ない」と諦める前に、
ぜひ一度、自分の体のバランスを見直してみてください。
姫路市の飾磨区にあるコンディショニング(整体)&ピラティススタジオAlter

コンディショニング&ピラティススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。