猫背と巻き肩は整体で治せる?ピラティスとの相乗効果も解説!
気になる姿勢
「最近、姿勢が悪いって言われた…」
「写真を見たら肩が内に入っていて猫背気味かも」
そんなふうに、自分の姿勢に違和感を覚えている方は少なくありません。
特に40〜60代の女性に多いのが、猫背と巻き肩のセットです。
見た目が老けて見えるだけでなく、肩こり・首こり・頭痛・呼吸の浅さなどにもつながってきます。
ではこの猫背や巻き肩、改善するにはどうすればいいのでしょうか?
この記事では、整体とピラティスを組み合わせた根本改善の方法について詳しくお伝えしていきます。
✅猫背・巻き肩の原因とは?
まず大前提として、猫背も巻き肩も「骨が曲がっている」のではなく、筋肉のアンバランスによって起こっている姿勢のクセです。
- 背中側の筋肉が弱くなり
- 胸側の筋肉(大胸筋など)が縮んで硬くなり
- 骨盤の傾きや肋骨の動きの悪さも影響
これらが組み合わさって、頭が前に出て、肩が内に入り、背中が丸くなる姿勢になってしまいます。
✅整体で整えるポイント
整体では、猫背や巻き肩を改善するために以下のような部位に着目して施術を行います。
- 背骨の硬さ(胸椎)や肋骨の動き
- 肩甲骨周辺の筋肉の癒着・緊張
- 骨盤の前後傾や左右バランス
当スタジオでは、手技によるコンディショニングで姿勢をつくる土台を整え、身体が正しい位置を“思い出せる”ように働きかけていきます。
✅ピラティスによる再教育トレーニング
整体で整えたあとは、ピラティスを中心としたトレーニングで「正しく動ける体」を再教育します。
猫背・巻き肩に特に有効なのは以下のような筋肉です:
- 下部僧帽筋(肩甲骨を引き下げて安定させる)
- 多裂筋、脊柱起立筋、頸板状筋、椎前筋
- 腹横筋・骨盤底筋群(体幹の安定)
ピラティスでは、これらの筋肉を呼吸と連動させながら、小さく丁寧な動きで活性化していくことで、自然な姿勢を維持できる体づくりが可能になります。
お客様事例:40代女性の変化
40代女性のお客様は、「姿勢が気になってきた」「肩こりや首凝りがつらい」とのことでご来店されました。
姿勢や体をチェックすると、肩のアライメント不良、巻肩、猫背、肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性低下、骨盤が前方に傾く(反腰姿勢)などの不良姿勢となっていました。
まず整体で背骨と肋骨の動きを出し、肩甲骨周りの筋肉をゆるめたあとにリフォーマーなどのマシンを使ったピラティスで体幹筋や下部僧帽筋や前鋸筋、多裂筋、腹部の安定など上半身から下半身まで強化していきました。
現在では姿勢がまっすぐに伸びてきており、肩こりや首の痛みは軽減しており、痛み止めの薬を飲まなくなったと仰っています。

✅まとめ:猫背や巻き肩は「整えてから鍛える」がポイント
猫背や巻き肩は放っておくと見た目の印象だけでなく、肩こり・呼吸・睡眠・自律神経にも影響します。
大切なのは、
- 整体で筋肉の硬さと関節の動きを整える
- ピラティスで正しい筋肉を再教育する
- 日常生活で無理なく姿勢を保つ習慣を身につける
この“整えてから鍛える”流れを大事にすることで、
無理なく、美しく、そして疲れにくい体に近づいていきます。
「猫背はもう年齢のせい」とあきらめる前に、
一度ご自身の体の使い方を見直してみませんか?
姫路市、飾磨区にあるコンディショニング&ピラティススタジオAlterにご相談ください。

コンディショニング&ピラティススタジオAlter代表。理学療法士歴15年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。