理学療法士の私がなぜピラティスインストラクター資格
~PHI Pilatesを選んだ理由とこれから挑戦する方へのヒント~
~PHI Pilatesを選んだ理由とこれから挑戦する方へのヒント~
病院に勤務する理学療法士としての日々は、怪我や病気によって損なわれた機能を取り戻すためのリハビリテーションが中心でした。患者さんが回復していく姿にやりがいを感じる一方で、常に心の中にあったのは「不調や怪我を未然に防げなかったのか」「今後の予防や健康増進に良い手段はないのか」という問いでした。
その想いが、私をピラティスの世界へと導きました。
根拠に基づいた運動を通じて人々の健康寿命を伸ばし、より豊かな人生を送るための土台作りをサポートしたい。そのための最適なツールとしてピラティスに可能性を感じました。
理学療法士である私が、なぜ数ある選択肢の中から「PHI Pilates」を選んだのか。これから資格取得を目指す方、特に身体の専門家としてより深いレベルでの指導を目指す方々へ、一つの道筋を示せれば幸いです✨
ピラティス資格はいろいろある?
「ピラティスを学びたいけど、資格がたくさんあってどれを選んだらいいの?」と思われる方も多いと思います。代表的な団体だけでも、STOTT、BASI、Polestar、PHIなどがあり、それぞれ特徴や費用が異なります。
団体名 | 理念・特徴 | マットコース費用目安 | 特徴的な対象者 |
---|---|---|---|
BASI Pilates | “Flow”を重視した現代的アプローチ。科学的知見と芸術性を融合。世界40カ国に展開する最大級の団体。 | 約29.8万~45万円 | ダンサーやアスリート、流れるような美しい動きを追求したい方。 |
STOTT PILATES® | 現代解剖学・生体力学に基づく科学的アプローチ。「ピラティス界最高レベル」と評されることも。 | 約26万円 + 教材費3.5万円 + 試験料5.6万円 | 解剖学に基づいた安全で効果的な指導を目指す方、リハビリ応用も視野に入れる方。 |
Peak Pilates | ジョセフ・ピラティス氏の教えに忠実なクラシカル(伝統的)スタイル。 | 約15万円~ | ピラティスの原点や伝統的な流れを深く学びたい方。 |
Balanced Body | 包括的で革新的。心と体の両方に働きかけるポジティブな動きを重視。解剖学コースも提供。 | 約28万円(税抜) | 幅広い層に指導したい、創造的で包括的なアプローチを好む方。 |
PHI Pilates | 理学療法士が創設。リハビリとフィットネスの融合。姿勢改善に特化。 | 約25.4万円(テキスト・試験料込) | 医療従事者、機能改善やリハビリを目的とする方、科学的根拠を重視する方。 |
※一部団体では、コース費用と別に教材費や試験料などの追加費用がかかります。
どうしてPHIに? ~理由は2つ~
- PHIは「科学的根拠」「解剖学」「リハビリへの応用性」を大切にしており、理学療法士である私の資格や経験を活かして伸ばしていけると感じました。創設者がアメリカの理学療法士である点も大きな魅力でした。
- Alterの理念「安心と変化を届ける」に共感し、ピラティスを通じてその考えを体現したいと思ったことも理由の一つです。スタッフ全員が熱意を持って切磋琢磨している環境も後押しとなりました。
コースでは何を学ぶ?
私が受講したのは「Mat I・IIインストラクター養成コース」で、4日間の集中講義でした。主な学習内容は以下の通りです。
- エクササイズ・レパートリー:各エクササイズを「なぜ」「どのように」適用するのかを理解。
- 機能解剖学:筋肉や骨を暗記するだけでなく、運動連鎖として身体のメカニズムを学習。
- 姿勢評価:PHIピラティスの特徴の一つ。不良姿勢を特定し、改善に適したエクササイズを論理的に選択。
試験はどんな感じ?
修了には全日程の受講と実技試験が必須です。「動きを正しく理解しているか」「人に安全に伝えられるか」が見られるため、根拠を持って説明できることが大切でした。緊張感はありますが、仲間と共に挑戦できるのは励みになりました。
受講してみて思ったこと
学んで感じたのは、ピラティスは単なるエクササイズではなく「人の人生を支える土台」になるということ。姿勢や動きのクセを整えることで不調の改善や怪我の予防につながります。安心して体を動かせる経験は「これからの自分も大丈夫」という前向きな気持ちに変わり、その瞬間に立ち会えるのがインストラクターのやりがいだと思います✨
これから挑戦する方へのヒント
- 資格取得を考えている方へ:「どんな人に伝えたいか」をまず考えてみましょう(アスリート?健康維持?リハビリ?)。
- 初心者の方へ:まずはスタジオで体験してみるのが一番。基本的な体の部位名を知っておくと理解がスムーズです。
- 理学療法士の方へ:臨床評価(ROM、MMT、動作分析)とリンクさせながら学ぶと理解が深まり、すぐに臨床応用できます。
最後に
「資格を取る=ゴール」ではなく、そこからがスタートです。現在はAlterで、お客様一人ひとりの悩みに寄り添いながら整体やピラティスを通じて“安心と変化”を届けています。
ピラティスに興味がある方や、資格取得を迷っている方の参考になれば嬉しいです。お気軽にご相談くださいね✨
コンディショニング&ピラティススタジオ Alter
スタッフ sei

コンディショニング&ピラティススタジオAlter代表。理学療法士歴16年。ICU〜在宅まで幅広く経験。認定理学療法士(運動器・呼吸器)、PHIピラティスコンプリヘンシブインストラクター、呼吸療法認定士、心リハ指導士。論文執筆経験あり。関節ファシリテーションや運動器エコー、ピラティスなどを学んでおり体について悩んでいる人を運動療法で救っていきたいと思っています。