実は“膝の痛み”につながる3つの理由~整体 × ピラティスで、膝に優しい身体づくりを~

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「運動していないのに、太ももがパンパンに張っている気がする…」
「ズボンを履いた時に、太ももだけきつく感じる…」

そんな“太ももの張り”に悩まされていませんか?
「太くなるのが気になる」という見た目の悩みだけでなく、実はこの“張り”を放っておくと、将来的に“膝の痛み”につながってしまう可能性があります。

今回は、整体とピラティスの視点から、太ももの張りと膝の関係性について、3つの観点から解説していきます。

1|筋肉の「使いすぎ」と「使い方の偏り」が原因で膝に負担が集中する

太もも前側には、大腿四頭筋という強い筋肉があります。
この筋肉は、歩く・階段を上る・立ち上がるなど、日常生活のほとんどの動作に関わっているため、
使い方が偏るとすぐに張りやすくなる特徴があります。 

特に、

* 骨盤が前に倒れた“反り腰姿勢”

* 膝を伸ばす力が強く入りやすい歩き方

* 体幹やお尻の筋力が弱い状態

こういった状態では、太もも前面が過剰に働いてしまい、代わりに本来使うべき筋肉が働きにくくなっているのです。

整体では、このような筋肉のアンバランスを整えるために、筋緊張の調整や姿勢評価を行い、根本的な負担を減らしていきます。
また、ピラティスでは、身体の中心(体幹)を安定させる動きを通して、使いすぎている筋肉をリセットし、正しく動かせる身体づくりを行っていきます。

2|太ももの張りは「膝関節のアライメント(配置)を崩す」

太ももが張っているということは、そこに常に引っ張られる力が働いているということ。
その力が続くと、膝のお皿(膝蓋骨)や関節自体の動きに影響が出てしまい、スムーズな曲げ伸ばしが難しくなります。

具体的には、以下のような問題が起こりやすくなります:

* 膝がまっすぐ伸びにくい

* しゃがむ時に痛みを感じる

* 膝の内側・外側に負担がかかる

整体では、膝周辺の骨格や筋膜のバランスを調整することで、膝本来のスムーズな動きと配置(アライメント)を整えることが可能です。
さらにピラティスでは、筋肉の使い方を修正しながら、正しい膝の動きを“動作の中で再学習”していくことができます。

 3|実は「太ももの張り」は“股関節や足首の硬さ”の代償動作

張っている太ももは、「がんばって働いている筋肉」とも言えます。
逆に言うと、本来働くべき場所がうまく動いていないことの代償として、太ももが必要以上にがんばってしまっている状態とも言えるのです。

・股関節が硬いと、脚を持ち上げる動作で前太ももががんばりすぎる

本来、脚を持ち上げる動作では「腸腰筋(ちょうようきん)」という股関節の深い部分にあるインナーマッスルがしっかり働くことで、太ももをスムーズに引き上げます。

ところが、股関節まわりが硬かったり、腸腰筋がうまく使えていないと、代わりに大腿直筋(太ももの前の筋肉)などアウターの筋肉が頑張るようになります。

すると、太ももがいつも過剰に働く → 張ってくる → 疲れやすくなる
というサイクルが生まれてしまいます。

・足首が硬いと、歩くときの衝撃を太ももで吸収しようとする

本来、歩行では「足首」がクッションのように動いて、地面からの衝撃を吸収しています。
しかし、足首(特に背屈:つま先を上に反らす動き)が硬くなると、その衝撃をひざや太ももが代わりに吸収するようになります。

この“衝撃吸収の代償”として、太もも前面が必要以上に働くようになり、張りやすくなるのです。

・骨盤が不安定だと、太ももで身体を支えようとして緊張が強くなる

骨盤が安定していると、立つ・歩くといった動作の中で体幹やお尻の筋肉がバランスよく働いてくれます。
しかし、骨盤がグラついたり支えが弱いと、身体が不安定になるため、太もも前面で“がんばって支えよう”とする状態になります。

その結果、太ももの筋肉が常に力を入れ続けることになり、張りやすくなってしまうのです。

まとめ

「ちょっと太ももが張ってるな…」
そんな小さな違和感も、放っておくと将来的な膝の痛みの引き金になる可能性があります。

今感じている「張り」は、
✔︎ 身体の使い方の癖
✔︎ 骨格のアンバランス
✔︎ 股関節や足首など、他の部位の機能低下
といった複数の要因が重なって起きているかもしれません。


整体とピラティスを組み合わせることで、身体の内側から整え直し、膝や下半身のトラブルを未然に防ぐことができます。
気になる方はご相談ください。一人ひとりに合わせたサポートをさせていただきます。

コンディショニング&ピラティススタジオ Alter

平井 青

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